推し活費、実際みんないくら使ってる?
まず、「自分だけ使いすぎているのかな」と思っている人へ。そんなことはないです。
推し活費って、思っている以上にばらつきがあります。推し活女子の声を聞いていると、月3,000円で収めている人もいれば、ライブや遠征が重なった月に5万円以上かかった、という話も珍しくない。グッズ中心か現場中心かで、同じ「推し活している人」でもかかる金額は大きく変わります。どちらが正しいとか、多すぎるとかじゃなくて、それぞれのペースがあるというだけの話です。
ただ、「把握できていない」というのは少し話が違います。
三大出費を整理してみる
推し活費が積み上がりやすいのは、だいたい3つのカテゴリーに集中しています。
① グッズ・コンテンツ費
フォトカード、缶バッジ、クリアファイル、ブロマイド、配信チケット……毎月コンスタントにかかる費用です。1点あたりは小さくても、積み重なると大きくなる。
② ライブ・イベント費
チケット代だけじゃなく、遠征になれば交通費と宿泊費も加わります。PayPayドームやマリンメッセ福岡、熊本城ホールなど、九州内の会場ならまだ抑えられますが、それでも当日の交通費・食事代まで含めると「思ってたより使ってた」と感じることも多い。
③ その他(フォロワーとの交換・お土産・写真集など)
現場での交流グッズ、交換用のフォトカード、友達と行った帰りの食事代——こういう「推し活に紐づく周辺費用」が意外と見落とされやすいです。
この3つを大まかに分けるだけで、「どこに一番使っているか」が見えやすくなります。完璧な記録でなくていい。ざっくりでも「月に何に使ったか」がわかれば十分です。
「把握できていない」のは、管理が苦手なんじゃなくて、分け方がなかっただけかもしれない。そう思うだけで少し楽になりませんか。
推し活予算の決め方——「諦めない範囲」で設定する3ステップ
「予算を決める」と聞くと、制限されるイメージがあるかもしれません。でも、ここでの予算は「使っていい金額を決める」ことです。「諦める金額を決める」ことではありません。
Step1:月収の何割を「推し活枠」として先に確保する
一番シンプルで続くのが、この方法です。
給与・バイト代・仕送りが入ったら、その中から「推し活費」を先に別にしておく。割合は自分で決めていい。収入の1割でも2割でも、生活費を除いた残りの自由費から何割かを充てる形でも。
大切なのは「余ったら推し活に使う」という順番をやめることです。残るかどうかわからないお金を推し活費にしていると、月によって使える額がバラバラになって管理しにくくなります。
先に確保する → 残りで生活する、この順番だけで、かなり気持ちが落ち着きます。
Step2:年間イベントを3ヶ月前から逆算して積み立てる
ライブや遠征のチケットって、急に決まることもありますよね。でも大きな費用がかかるイベントは、だいたい開催の数ヶ月前に日程がわかります。
ツアーが発表されたら、開催月から逆算して「毎月いくら積み立てれば当日に間に合うか」を計算してみてください。
たとえば、3ヶ月後のライブに遠征込みで3万円かかるとしたら、毎月1万円を「遠征積み立て枠」として別にしておく。給付やボーナスがある月に多めに入れておくのも手です。
「ライブが近くなってから慌てる」のは、積み立てていなかったからではなく、計算するタイミングが遅かっただけだと思います。
Step3:グッズ・配信・その他に「小額枠」を設けて柔軟性を持たせる
月ごとのグッズ費や配信チケット代に対して、「この範囲内なら自由に使える」という枠を決めておくと、管理が楽になります。
金額は小さくていい。月3,000円でも5,000円でも、「この枠の中なら気にしなくていい」と思えるラインを設定するだけで、いちいち悩む回数が減ります。
遠征積み立て枠・毎月グッズ枠・配信枠、この3つをざっくり決めておくだけで、推し活費の全体像が見えてきます。
推し活費を「見える化」するツール5選
予算の決め方がわかったら、次は「記録する仕組み」を作ること。ここでは、続けやすさを基準にした5つのツールを紹介します。どれが合うかは人それぞれ。「選ぶ楽しみ」として読んでみてください。
① 推し活手帳(アナログ派向け)
紙に書くのが好きな人には、専用の手帳やノートを一冊用意するのが一番しっくりくることが多いです。日付・使ったもの・金額を3行書くだけでいい。推しのステッカーでデコレーションしながら使えるのも、続けるモチベーションになります。「書く」という行為が自分の推し活の記録になる感覚、ちょっとうれしくないですか。
② スプレッドシート(管理が好き・データ派向け)
Googleスプレッドシートを使えば、カテゴリー別の合計が自動で出せます。「グッズ」「ライブ」「遠征」など列を分けて記録するだけで、月末に一目で振り返れる。テンプレートを作って毎月コピーする仕組みを作ると、続けやすくなります。
③ 家計簿アプリ(手入力が面倒な人向け)
「書くのが続かない」という人には、スマホアプリが向いています。レシートを撮影するだけで記録できるタイプや、項目を選んで金額を入れるだけのシンプルなものなど、自分の習慣に合ったものを選んでみてください。推し活専用のカテゴリーを作れるアプリを選ぶと、他の出費と混在せずに管理できます。
④ 封筒管理(現金派・シンプル重視な人向け)
月初めに「推し活費」と書いた封筒を用意して、その月に使える現金を入れておく。封筒の中身が減ったら「今月あといくら使える」がひと目でわかる、アナログだけど確実な方法です。グッズ用・遠征用と封筒を分けてもOK。視覚的に残量が見える安心感があります。
⑤ 推し活専用口座(遠征積み立てに向いている)
銀行口座をもう1つ作って、毎月一定額を推し活専用口座に移す方法です。特にライブ遠征のような大きな出費を積み立てるのに向いています。「使っていい口座を分けてしまえば、残高を見るだけでわかる」という感覚は、管理が苦手な人にも取り入れやすいです。
どれか1つだけ試してみるのが、最初の一歩としてちょうどいいと思います。
予算をオーバーしたときの立て直し方3選
使いすぎた月があっても、責める必要はありません。
ライブが重なった、グッズが大量に出た、予想外の遠征が入った——そういう月はあります。大切なのは、次の月の「仕組みを変える」こと。同じことを繰り返さないための調整です。
① 二次流通を活用する
手放せるグッズがあるなら、メルカリやラクマで売ってみるのが一番早い方法です。重複しているフォトカード、コンプしたので手放せるセット、デザインが好みじゃなかったグッズ——手元にあるものを整理することで、来月の推し活費に回せるお金が生まれます。「売ること」に罪悪感を持つ人もいますが、大切に使ってくれる人の元へ渡るほうが、グッズにとってもいいこともある。そう思うと少し気持ちが楽になりませんか。
② 1ヶ月だけ「新規グッズ購入」を一時停止する
「今月は手元にあるもので満足する月にする」と決めるだけで、自然と支出が落ち着きます。新しいグッズを買わなくても、今あるグッズを並べ直したり、写真を撮り直したり、推しの映像を見直したりできる。推しへの熱量は消えない。ただ「購入」を一時停止するだけです。
③ グッズの優先度を整理する
「次に何か出たらどれを買うか」を事前にざっくり決めておくと、衝動買いが減ります。「フォトカードは必ず買う、ランダムグッズは完全なコンプを狙わない」「ツアーグッズはタオルだけにする」など、自分なりのルールを1〜2個持っておくだけで違います。
予算オーバーは失敗じゃない。「来月の仕組みを変えるチャンス」と思えると、推し活との付き合い方が少し変わります。
ただ、管理の工夫を最大限やっても、根本的に月の収入が限られていると感じることもあります。そういうとき、「収入を増やす」という選択肢を一度だけ考えてみてもいいかもしれない。